香椎ペットクリニックBLOG

2022.06.26更新

今回は「門脈体循環シャント」という疾患をご紹介いたします。

まず、「門脈」とは胃・小腸・大腸・脾臓・膵臓などの腹腔内臓器の血液を集めて肝臓に送る役割を持った血管のことです。

胃腸からの血液には栄養以外に毒素が含まれており、門脈を通って肝臓に運ばれることで解毒され、体に無害な状態となります。

「門脈体循環シャント」とは、この門脈と全身の静脈の間をつなぐ余計な血管(シャント)が存在することによって、肝臓で無毒化されるべき有害物質が処理されずに全身をめぐってしまい様々な症状が出る病気です。

典型的な症状としては、流涎やふらつきやけいれん発作(特に食後)、発育不全などです。

また泌尿器系にも悪影響を及ぼして尿石症の原因となることもあります。

特徴的な検査所見としては小肝症および高アンモニア血症が挙げられます。

実際の症例をご紹介いたします。

他院で膀胱結石および高アンモニア血症が認められ門脈体循環シャントを疑い当院でCT検査を実施した症例です。

その症例のレントゲン画像と正常な子のレントゲン画像を比較してみましょう。

門脈体循環シャント疑いの症例
シャント1


正常な症例
シャント2

赤く囲っている領域が胃で、青く囲っている領域が肝臓です。

やはり門脈体循環シャント疑いの症例は小肝症が認められます。
また血液検査ではアンモニアが高値で、膀胱内に結石も認められました。


CT検査を実施したところ門脈体循環シャントが認められました。

しゃんと3

赤い領域が静脈、青矢印でしめしているものがシャント血管です。

治療法については外科的な治療がすすめられます。

余計な血管を結紮(糸などで縛ってふさぐ)することで、血流を遮断し門脈がしっかりと肝臓に流れるようにするというものです。

放っておくと肝臓が徐々に機能不全になっていくのでできる限り早期の治療がベストです。


この症例は術後の経過は良好で、アンモニアの数値も正常に落ち着いてくれました。

珍しい病気ですが、しっかりと診断、治療をしないと進行してしまうので気にる症状があればご相談ください。

永松

投稿者: 香椎ペットクリニック

2022.06.20更新

当院の駐車スペースについて、略図を作成しました。

JR香椎線沿いのスペースも香椎ペットクリニック専用駐車場となります。

縦列での駐車になりますが、ぜひご利用くださいませ。

パーキング

投稿者: 香椎ペットクリニック

2022.06.12更新

今回はランチの紹介をさせていただきます。

 

今回行ったお店は、sachiaという店名で、東区馬出にあるビーフストロガノフの専門店です!

 

ビーフストロガノフをお店で食べたのは初めてかもしれないです。

 

ふとテレビでビーフストロガノフが出てて、食べたくなって調べたら、なんと近くに専門店があったので気になって行ってきました!

 

いくつか種類はありましたが、仕事終わりでランチ終了ギリギリに行ったので、一番食べたかったローストビーフは食べれませんでした。

 

ランチセットで注文したので、最初にスープ、サラダ、ピクルスの小鉢が来ました。

木場ごはん3−1

 

メインの料理は、きのこのビーフストロガノフを注文しました!

 

木場ごはん3−2

 

普段めったに食べないからというのもありましたが、専門店なだけあって美味しかったです!

 

正直、他のメニューのオムライスやハンバーグも食べようか迷ってしまいました笑

 

結構、ビーフストロガノフ以外のメニューもありましたし、トッピングも色々あるみたいだったので、気になる方は是非行ってみて下さい!

 

 

獣医師 木場

投稿者: 香椎ペットクリニック

2022.06.05更新

春に大学を卒業し、5月から看護師として務めさせて頂くことになりました、坂本聖花(さかもとせいか)と申します。

初めてブログを担当させていただいているので、自己紹介をさせて頂こうと思います。

生まれも育ちも福岡の福岡県民ですが、大学進学の為に4年間県外で生活していました。

実家では動物は飼っていないのですが、祖母の家に柴犬が1匹、そして猫が6匹います。今回はその内の1匹を紹介させていただこうと思います。

坂本初1
猫達の中で最年長(推定)6歳の福君です。

声が低く怒っているように聞こえることが多いのですが、絡んでくる弟分や妹分の相手をしてあげている優しい子です。

そんな彼ですが、どうやらブラッシングが嫌いなようでブラシをかけようとするととんでもなく怒ってしまいます。これはその時の写真です。

坂本初2
相当嫌だったようです。

まだまだ紹介したい子達はいるのですが、長くなってしまいそうなので今回はこの辺りで。

看護師としてまだまだ慣れない事や未熟な部分が多くを占める私ですが、これからも香椎ペットクリニックの看護師として精進して参ります。

これからどうぞよろしくお願い致します。

看護助手:坂本

投稿者: 香椎ペットクリニック

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